記念すべき第100作品目、2019年4月1日から始まった朝ドラ「なつぞら」
こちらでは、一足先に第11週目全体のあらすじ・ネタバレを載せていきます。
今回の舞台となる場所は
なつの年少期「上野」
青春時代を過ごす「十勝」
夢を目指す「新宿」
実力派の豪華なキャストも多く、楽しみです!
ナレーションは内村光良。
週ごとのあらすじ・ネタバレ、キャスト情報、ロケ地など、プチ情報も!
https://himawari98.com/natuzora-chiharu-ikemanatumi-3034
https://himawari98.com/natuzora-sometani-2733
https://himawari98.com/natuzora-nakagawataisi-2735

***以下、あらすじ・ネタばれの記載あり ご注意ください***
第11週あらすじ「なつよ、アニメーターは君だ」
今週の見どころワンポイント!「仕事の充実。そして千遥の行方は?」
充実しているなつの生活
昭和32年(1957年)、桜咲く春。
東洋動画の第1作目となるアニメーション作品「白蛇姫」の仕上作業で、仕上課は不眠不休の毎日。
そしてようやく、動画枚数65,000枚あまりのすべてのトレース、彩色が終了し、安堵するし仕上課のスタッフ。
初めて携わったアニメーション制作の作業を終え、やり切ったなつは、心を踊らせながら風車へと戻った。
するとそこには、北海道からやってきた、照男と砂良がなつを待っていたのだった。
照男と砂良は結婚したのだが、仕事が忙しく結婚式に行くことができなかったなつに会うため、東京に新婚旅行にやって来たのだった。
照男と咲太郎、なつの兄同士が顔を合わせるのは初めて。
お互いビールを酌み交わしながら、なつの東京での仕事はどうなのか、東京でどんな暮らしをしているのかを聞くと、安心した様子の照男。
そして、咲太郎には、ぜひいつか北海道に来てほしいと話をした。
なつも帰りたいのだが、まだまだ給料が安くお金がないため、北海道に帰るのはまだ先になりそうだというなつに照男は言った。
「向こうじゃいつでも待ってるんだ。つらいときは甘えに来い。他人みたいな遠慮はすんでねえぞ。そんだけは、みんな寂しがるからな」
千遥を気にかけていた2人
それからまもなく、咲太郎が裏方を務める「赤い星座」、「人形の家」の4月公演が幕を開けた。
雪次郎とともに観に行ったなつは、その公演のヒロインであるノラを演じる亀山蘭子の芝居に強く惹きつけられる。
咲太郎はなつと雪次郎を、蘭子の楽屋に連れて行き、2人を紹介した。
これを機に、雪次郎はたびたび劇場に足しげく通うようになった。
なつはその頃、忙しかった「白蛇姫」の仕事が一息つき、すっかり暇になっていた。
そして久しぶりに川村屋へ顔を出すと、そこへ信哉もやって来た。
これからテレビで放送されるニュース番組で、信哉が取材した家出人を題材としたニュースが流れるので、それを観に来たという。
1年をかけ、警察官の顔なじみも増えた信哉は、踏み込んだ取材ができるようになっていた。
信哉とともにそのニュースを観たなつは、こう信哉に頼んだ。
「ノブさん・・・お願いがあるんだけど。千遥の行方を、捜したいの」
「それは、僕もずっと気になっているけど・・・咲太郎は捜してもしようがないと言うし」
なつの妹・千遥は、5歳のころ親戚に預けたまま、どこに行ったのかわからないのである。
咲太郎は、千遥はきっと過去のことを忘れて、幸せに暮らしているはず、邪魔してはいけないんだと言い、捜そうとはしなかった。
なつと咲太郎のやり取りを聞いていた光子は、もしも千遥と会えた時に、自分がどうなるのかわからなく、苦しんでいるのではないか?自分が何をしてやれるのか・・・自分の心が乱れるのが怖いのではないかと言う。
そしてなつは風車に戻り、咲太郎に本当の胸の内を尋ねてみると、咲太郎は自分も千遥に会いたい、移転先をどのように調べたらよいのかわからないのだと言った。
「やっぱり、お兄ちゃんも会いたかったんだよね」
「当たり前だろ。俺だって、会いたいよ・・・ノブによろしく頼むと言ってくれ」
なつは、咲太郎も同じ気持ちだったと知り、嬉しく感じた。
動画テストへの誘い
その数日後、仲からなつは咲太郎が付き人をしている亀山蘭子に、アニメーション作品「白蛇姫」の声を演じてもらうことになったと聞く。
アフレコ見学に行き、一足早く映像をみることができたなつは、1つ1つ描いた画が彩色されて動き、一本の映画として息づいていることにとても感激していた。
そして「白蛇姫」の世界に惹きつけられたなつ。
そんなとき、仲がなつをこう誘うのだった。
「次の作品の制作が決まったよ。それで・・・また動画テストを受けてみないか」
動画テストとは、4月に入った人たちが最初に受ける能力審査だ。
なつは1人で動画の練習を続け、いよいよ審査の日となった。
能力審査は、就業時間の8時間が制限時間。
その時間内に、5枚以上の動画を完成させるという課題であった。
なつは50枚もの動画を描き、それを見た仲と井戸原は、線のきれいさ、正確さも短い間に上達したことを認め、なつは無事に合格し、作画課に移ることとなった。
千遥を求めて
そして昭和32年の夏。
なつの所属する作画課で、次回作の長編映画「わんぱく牛若丸」の制作が決定したと発表された。
映画に登場するキャラクターは、スタッフ全員からのアイデアを募集すると話を聞いたなつは、やる気が込み上げ、興奮が止まらない。
その夜、なつは自分の部屋で脚本や関連する資料を見ながら、キャラクターを考えていると、そこに咲太郎が顔をのぞかせる。
「下に、信哉が来てるよ」
仕事の合間に千遥の手がかりを捜し続けた信哉は、ようやく居場所を突き止め、なつらに報告にやって来たのだった。
千遥を預けた、川谷幸一が千葉の船橋に住んでおり、信哉はその住所まで見に行くと、千遥らしい女の子を見かけたというが、声はかけずに帰ってきたという。
なつと咲太郎はすぐにでも行きたかったが、この日なら千遥がなつと咲太郎を思い出してくれるかもと思い、8月15日に会いに行くことにした。
そして、8月15日。
電車で船橋に降りた2人は、中小の工場が立ち並ぶ中、信哉の教えてくれた住所をさがす。
そして工場街の一角にある木造アパートに辿り着く。
なつと咲太郎が近づいてみると、不意に一室のドアが開き、17歳くらいに見える少女が現れた。
そして少女は、松葉杖を突きながら出てきた幸一らしき男性を優しく介助している。
千遥なのかを確かめたいなつは、今にも少女の前まで行きそうだったが、咲太郎がなつの腕をつかんで押しとどめた。
★第12週目以降のあらすじネタバレは、2019年7月末頃にアップいたします★
https://himawari98.com/natuzora-chiharu-1155
https://himawari98.com/natuzora-kameyamarannko-2714