記念すべき第100作品目、2019年4月1日から始まった朝ドラ「なつぞら」
こちらでは、一足先に第8週目全体のあらすじ・ネタバレを載せていきます。
今回の舞台となる場所は
なつの年少期「上野」
青春時代を過ごす「十勝」
夢を目指す「新宿」
実力派の豪華なキャストも多く、楽しみです!
ナレーションは内村光良。
週ごとのあらすじ・ネタバレ、キャスト情報、ロケ地など、プチ情報も!


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***以下、あらすじ・ネタばれの記載あり ご注意ください***
第8週あらすじ「なつよ、東京には気をつけろ」
今週の見どころワンポイント!「兄と妹、お互いの思い」
柴田家への感謝
4月になり、柴田家と山田家の家族が雪月に集まった。
東京に行くなつと雪次郎の送別会、夕見子の合格祝いを行うことになっていた。
泰樹は牛の世話があるため、牧場で1人で留守番することに。
夕見子、雪次郎の次になつが挨拶をした。
「私の目標は、東京で漫画映画を作ることです。ずっと家族のそばで、酪農を手伝いたいと思っていたことも本当です・・・それを裏切るのは、とても辛いけど・・・」
「それは裏切りじゃない。成長だ。まだ9歳で、この北海道まで来て・・・ここまで成長してくれて、本当にありがとう」
剛男がなつに感謝の気持ちを伝えると、天陽が立ち上がる。
「今までありがとう、なっちゃん・・・俺はなっちゃんが好きだ。これからもそれは変わらない」
みんなが拍手を送っている中、なつは泰樹からもらった大事な懐中時計を泣きながら握りしめていた。
なつ、いよいよ東京へ
昭和31年(1956年)、なつは、雪次郎親子と共に上京した。
そして、雪次郎がこれから菓子作りを学ぶ、新宿の川村屋に顔を出す。
川村屋は、雪次郎の父、雪之助が戦前に菓子職人として修業を積んだ店だった。
なつは、6月に行われる東洋動画の採用試験を受けるまでの間、川村屋の厨房で皿洗いをして働くことになった。
ある日の夜、なつは雪之助たちとクラブ「メランコリー」へと訪れた。
ここでの人気歌手、煙カスミは、かつて劇場「ムーランルージュ」にいた歌手だった。
煙カスミとは、なつが以前、富士子と共に東京に来たときにも会っていたのである。
なつは、カスミに咲太郎の居場所を聞くが、居場所は知らないという。
そしてカスミは「風車」というおでん店に、なつら3人を連れていく。
赤ちょうちんの下がる、おでん店「風車」。
女将は岸川亜矢美。
この女性こそ、咲太郎が母親と慕う、元ムーランルージュの踊り子だったのだった。
カスミはなつに、咲太郎と亜矢美の関係を知らせないまま、なつと亜矢美を引き合わせた。
亜矢美の前で、酔いの回った雪之介が、なつは北海道の牧場で苦労しながら育った、そして今は川村屋で働き、兄の借金を返済するために頑張っていることなど、あることないことしゃべり始めた。
その数日後、劇団「赤い星座」の裏方として働いていた咲太郎が、おでん店「風車」に現れる。
そして夜、川村屋の閉店後になつが片付けをしていると、そこに突然、咲太郎が現れた。
亜矢美から話を聞いて、なつが北海道を追い出されてしまい、自分の借金のために働かされていると誤解した咲太郎は、なつの手を強くつかみ、強引に連れ出した。
「お兄ちゃん、待って。どこ行くの?」
「俺の家だ・・・もう心配ないよ」
なつを見覚えのある路地裏に連れてきた咲太郎は、風車に連れて行った。
亜矢美は、笑顔でなつを迎えた。
「この人は、俺の母ちゃんみたいなもんていうか・・・元ムーランルージュの踊り子だ」
「あなたがそうだったんですか・・・」
咲太郎はなつに、川村屋を出て風車の2階で暮らせばいいと提案した。
「生活の面倒は俺が見るよ。なんとかする」
「あんたは好きなことやってなさいよ。私がなんとかするから」
咲太郎と亜矢美のなつの行く先をめぐるやり取りに、なつは口を挟めないでいた。
そして、その2人の親密な空気にも尻込みをするなつ。
「2人して、私をばかにしないでください。私はもう、1人で生きられます・・・」
そういって、風車を飛び出したなつを追い、咲太郎も川村屋のアパートまでついてきた。
そこで咲太郎は、雪之助親子から、なつがどれだけ北海道で大事に育てられたかを聞かされる。
そして、漫画映画を作りたいという夢を叶えるために上京してきたのだと知ると、咲太郎もなつを応援すると約束した。
妹を思う兄
数日後、なつの幼馴染・佐々岡信哉が川村屋を訪ねる。
信哉はなつに、自分は大学を卒業し、放送局に受かり、放送記者になったことを知らせに来てくれた。
なつは信哉に一緒に来てほしいと、風車に連れて行った。
そして亜矢美は、咲太郎と出会った経緯を2人に語り始めた。
咲太郎は、戦後の闇市で靴磨きを始め、ほかの浮浪児から袋叩きになっているところを、亜矢美に助けられたのだった。
咲太郎はなつのためだと思い、北海道へ行かせたが、やはり1人になると会いたくてたまらなくなり、靴磨きで北海道のなつに会いに行くためのお金を作ろうとしていたのだった。
遠く離れた東京で1人、なつと同じことを考えていた咲太郎。
それから咲太郎は、ステージで踊る亜矢美を見て、劇場「ムーランルージュ」と共に生きる決心をしたのだった。
亜矢美も、また、咲太郎の存在が生きる希望となっていたという。
亜矢美は、咲太郎を長い間引き止めて悪かったと、なつに詫びるが、なつは、
「私にも、北海道に家族がいるんです。
亜矢美さんが兄を支えてくれたことを、私が否定してしまったら、私は私の家族も否定してしまうことになるんです。
兄を助けてくれて、本当にありがとうございました。」
その頃、咲太郎は、劇団の女優の付き人として行った東洋映画の撮影所にいた。
たまたま社長の大杉満と出会い、妹のなつが東洋動画に入りたがっているので、名前だけでも覚えておいてほしいと頼むのであった。