記念すべき第100作品目、2019年4月1日から始まった朝ドラ「なつぞら」
こちらでは、一足先に4週目全体のあらすじ・ネタバレを載せていきます。
今回の舞台となる場所は
なつの年少期「上野」
青春時代を過ごす「十勝」
夢を目指す「新宿」
実力派の豪華なキャストも多く、楽しみです!
ナレーションは内村光良。
週ごとのあらすじ・ネタバレ、キャスト情報、ロケ地など、プチ情報も!


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***以下、あらすじ・ネタばれの記載あり ご注意ください***
第4週あらすじ「なつよ、女優になれ」
今週の見どころワンポイント!「女優!なつの健闘ぶり」
なつ、演劇の練習をはじめる
演劇部での練習が始まり、腕立て、走り込みなど、予想以上のハードな練習で疲れ気味のなつ。
見かねた富士子や悠吉たちは、酪農の仕事を休んでいいと言うが、なつは心苦しく感じていた。
演劇という、なつが初めて高校生らしい楽しみを見つけたことを、皆が喜び応援していた。
そんなある日、演劇部の顧問、倉田が創作していた「白蛇伝説」が完成した。
地元で語り継がれている話を基に倉田が創作した物語。
この物語は、農協が力のない弱い酪農家を助けるために進める牛乳の共同販売と、それに頑なに反対する泰樹の個人でメーカーとの取引を続けたいという、集団と個人の問題をテーマとしたものだった。
「じいちゃんのことみたいでしょ?」
芝居を見たら泰樹が傷つくのではないかとなつは心配になったので、富士子に台本を読んでもらった。
富士子から「似ているような気もするけど、大丈夫よ。きっと喜んでくれるわよ。なつがやるんだから」と言葉をもらい、ホッとするなつ。
なつの役は重要な役どころ。
初めての芝居に戸惑いながらも一生懸命にセリフを言うが、倉田からダメ出しばかり。
部内で唯一の女優、しかも重要な役なので倉田も力が入る。
「奥原は自分の気持ちや魂を何も動かしていない。ただ、文字に書かれている人物像をマネしようとしているだけだ。それでは何も伝わらない」
倉田は他の部員にも伝わるように、心を込めて語った。
役になりきるにはどうすればいいんだろう・・・
悩んでいるなつに雪次郎がアドバイスをした。
「このセリフの裏ではどんなことを考えているとか、その人物がどんな風に生きてきたか、自分自身の経験や記憶と重ねてそれを想像するしかないんだよ」
「演じることも想像力なのか・・・」
なつは考えこみながらも稽古を重ねるうちに、徐々に自分の感情を使い芝居ができるようになっていった。
観客の心を捉えた芝居
「じいちゃん・・・行ってきます。見に来てくれるよね?私がこの芝居を見せたいのはじいちゃんだけだから」
演劇コンクール地区予選の日。
なつは泰樹に声を掛け、コンクールに向かった。
ところが泰樹が夕見子と明美を馬車に乗せ会場に向かおうとすると、慌てた天陽の姿が。
牛の様子がおかしいから見に来てほしいと、泰樹に助けを求めにやってきたのだ。
天陽によると、牛乳の量を増やそうとしてマメ科の植物を大量に食べさせていたため、おなかにガスが溜まる「鼓腸症(こちょうしょう)」という病気にかかっていたのだった。
天陽は、うちの牛乳をどんなに美味しくしようと努力しても、乳業メーカーからは乳脂肪の割合が低いと言われ、安価でしか引き取ってもらえない、なんとか無理をしてでも乳量を増やすしかなったのだというのがその理由だった。
一方、演劇コンクールの会場では泰樹が来ないまま、なつらの演劇部、十勝農業高校の芝居の幕が上がった。
ーある村で原因不明の眠り病が流行り始めた。
その病を治すには、敵対する川下の村で取れる鮭が必要だったが、村長は争いを避けるために、娘のペチカを川下の村に嫁がせ、代わりに鮭を分けてもらうことにした。
ところがペチカを差し出すくらいならば戦う方がましだと言い放ち・・・
そのとき、客席後方のドアが開き、泰樹と天陽が会場にやって来たがなつは気が付かない。
なつの役、ペチカはたくさんの村人が戦いで命を落とすくらいなら、雪次郎扮するポポロとの結婚を諦めると言い、舞台袖に走り去る。
絶望したポポロの元に以前ポポロが命を助けたことのある「白蛇の化身」だという、ペチカに瓜二つの女性が現れた。
白蛇の化身はポポロの望みを叶えてあげようというと、ペチカを川下の村に嫁がせないようにしてほしいと頼む。
その後まもなく、ペチカは原因不明の眠り病にかかり、ポポロが呼んでも目を覚まさない。
そして、川下の村に嫁がない代わりに、鮭も手に入らなくなり、他の病気の村人たちも助からず、ポポロはペチカの死を待つだけだった。
「俺はなんてことをしたんだ!なんで村人みんなを助けてくれと言わなかったんだ!なぜ自分のことだけを考えてしまっていたんだ!俺は、愚か者だ!」
なつの成長
芝居が終わり、柴田家の家族のところにやってきたなつは、皆に感謝の言葉を言う。
「わしのためにやったのか?わしに見せるために・・・。天陽のうちの牛乳はわしの牛乳よりも一升で六円も安かった。あれは納得できん。わしの牛乳も・・・これからは農協に預けることにする。このわしが・・・愚かだったか」と立ち去る泰樹を追いかけるなつ。
「違うよ!じいちゃんが愚かなんて絶対にないよ!じいちゃんはわたしの誇りだもん。わたしは自分のことだけに夢中だった。ごめんなさい・・・」
なつは泰樹にしがみつき泣き続けた。
なつは生まれて初めての芝居で物語を表現し、人を思う気持ちを強くしたのだった。