記念すべき第100回作品目となる、2019年4月1日から始まる朝ドラ「なつぞら」
今回の舞台となる場所は
なつの年少期「上野」
青春時代を過ごす「十勝」
夢を目指す「新宿」
実力派の豪華なキャストも多く、楽しみです!
ナレーションは内村光良。
こちらでは、週ごとのあらすじ・ネタバレ、キャスト情報、ロケ地など、プチ情報も載せていきます。
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***以下、あらすじ・ネタばれの記載あり ご注意ください***
第1週あらすじ 「なつよ、ここが十勝だ」
なつ、十勝へ行く
昭和21年(1946年)初夏。
柴田家の婿養子、柴田剛男(しばたたけお)と共に、北海道十勝にある酪農・農業をしている柴田家へやって来たなつ。
その1年前の昭和20年(1945年)3月、東京は火の町と化した。
戦地で交わした剛男の戦友(なつの父親)との約束で「どちらかが戦死したら、お互いの家族宛に書いた手紙を届ける」という約束を果たしに東京の奥原家を訪ねた。
しかし、空襲でなつの母親も亡くなり、家も焼かれ、なつ達はなかなか見つからない。
そんな中、なつは兄妹と、なつと同じように両親を戦争で失った幼馴染・佐々岡信哉(ささおかのぶや)と共に子供たちだけで力を合わせて生き抜いていた。
なつには12歳の兄・咲太郎(さいたろう)、5歳の妹・千遥(ちはる)という兄妹もいたのだが、とある事情があり、剛男はなつだけを柴田家へと引き取ったのだった。
十勝に行ったなつは・・・
剛男がなつを柴田家に連れて行くと、剛男の妻・富士子(ふじこ)が登場。
剛男の子供、12歳の長男の照男(てるお)と9歳の夕見子(ゆみこ)も飛び出てきた。
「この子は誰?」
いきさつを知らない富士子は事情を聞き、「大丈夫よ!1人くらい増えたって」と了承するが、義父・泰樹(たいじゅ)は渋い顔。「犬、猫みたいに拾ってくるなんて。牛や馬じゃあるまいし。役に立たんやつを増やしてどうする」
風呂から上がったなつは、大人たちのそんなやり取りを聞いてしまう。
汚い服を着て土間にたたずんでいたなつに気付いた富士子は「あらら、またそんな汚い服を着て」と寝巻きを着せた。
そんな富士子に「おばさん・・・ありがとう」と泣きじゃくるなつ。
その日の夕食には、なつが東京では見たこともないようなごちそうばかりが並んでいた。
夕食の席で、剛男はなつを学校に行かせたいと話を切り出した。
なつと同じ年の夕見子は口をとがらせる。
しかも夕見子の服をなつに着せていることで、おもしろくない夕見子は泣き出してしまう。
困惑した剛男と富士子に、なつは「兄が迎えに来るまでここで働かせてほしい。何でもします!お願いします!ずっと働いてきましたからその方がいいんです」と頼み込む。
それを聞いた泰樹は、なつの覚悟に笑顔を見せ、それを見たなつは安堵した。
柴田牧場は新得町でロケ
なつ、牛舎で働く
泰樹はなつに、翌朝から夜明けとともに起床し、牛舎で働くように伝えた。
なつは早く仕事を覚えようと懸命に働き、牛に声を掛けながら飼料を与えた。
牛に蹴られると危険なため、「まずは牛さんと仲良くならんとな」と泰樹は優しく助言する。
まだ何もわからないなつは、泰樹、剛男の他、従業員の戸村悠吉(とむらゆうきち)とその息子・菊介(きくすけ)の搾乳する姿を見ているだけ。
その後、糞出し作業をし、牛舎に新しい寝わらを敷き詰めていく。
更になつは朝食後、富士子と共に畑仕事を手伝うことに。
夕方になると、牛を牛舎に追ってまた搾乳。
数日後、なつは泰樹に搾乳の許可を出され、緊張しながらも近づいてそっと牛を撫でてみた。
日曜日の早朝、なつは見よう見まねで搾乳するが、なかなか上手くは絞れない。
が、ベテランの泰樹の言う通りに指を動かすと、なつは軽快な手つきになり、乳がどんどん容器に溜まるようになった。
「うまいもんだ!なっちゃんは本当に俺たちの仕事を良く見てたんだな」と悠吉と菊介が舌を巻くように声を上げた。
同日、泰樹はなつを馬車に乗せ、帯広の闇市に向かっていた。
とある店で長靴を見つけると、靴がボロボロだったなつにそれを買い与えた。
なつは東京では兄、妹、友人らと共に靴磨きや新聞を売ったりしてお金を稼いでいたこと、妹は親戚に引き取られて行き、兄は孤児院に入った事を泰樹に話した。
泰樹はそのまま馬車で、帯広の菓子店「雪月」に牧場で採れた卵と牛乳のタンクを下ろし、店に入った。
菓子店「雪月」の店主、小畑雪之助(おばたゆきのすけ)の母・とよは、泰樹と一緒の開拓者一世の仲間。
雪之助が泰樹の運んできた卵と牛乳でアイスクリームを作ると、泰樹は美味しそうにそれを食べたが、なつは泰樹ととよが軽口を叩きあっているのを聞き、喧嘩かと戸惑ってしまう。
そんななつに泰樹は「早く食べろ」と言われ、なつもアイスクリームを口にする。
泰樹はなつに「お前が絞った牛乳から生まれたものだ。ちゃんと働けば必ずいつか報われる日が来る。自分の力を信じて働いていれば、きっと誰かが助けてくれる。お前はこの数日、本当に良く働いた。お前なら大丈夫だ。だからもう無理して笑うことはない。お前は堂々として生きろ」
泰樹が無理して笑っていることを気が付いていたと知った、なつの目から涙が溢れる。
なつ、学校へ通うことに
翌朝もなつは、牛舎で搾乳の作業。
それを終えると富士子が弁当、勉強道具を揃えてくれ、照男や夕見子と一緒に小学校に通うことに。
なつの通う学校のロケ地は、下居辺小学校(平成30年度をもって閉校)
なつは、ノートに馬の絵を描いている山田天陽(やまだてんよう)という少年が気になる。
なつと同様、天陽は東京で空襲により家を失い、家族で北海道に移住してきたのだった。
なつが学校から帰ると、郵便配達員から手紙を受け取っていた富士子。
待ち焦がれていた兄からの手紙ではなかった。
なつは富士子に手紙を出すために十銭を貸してもらえないかとお願いする。
すると富士子は「なっちゃんは今、この家で暮らしているけど、東京にいるお兄さんだって妹さんだって、なっちゃんにとって大事な家族でしょ?そういう気持ちを隠す必要はないの!自分が思っていることを素直に言えばいいのよ。いくらでも手紙を出しなさい。お金のことなんか心配しないで!」
富士子は遠慮するなつに寂しさを感じていたが、その言葉を聞いたなつは涙をこぼす。
翌日、なつは兄に「早く迎えに来てほしい」と書いた手紙を出す。
しかし、待てど暮らせど返事は来ない。
嘘をつくような兄ではないし、兄から連絡がこないと妹・千遥の行方すらわからない。
毎日手紙のことばかりを考え、気持ちは上の空に。
私を寂しがらせないようにわざと返事をくれないのかと思い、なつは涙を流す。
そして翌朝、なつは思いを吹っ切るように走り出し、柴田家を後にした。