新型コロナウイルス感染症近畿裕経済対策の特定定額給付金の申請により、マイナンバーカードを作成する方が増えているようです。
2020年5月25日には、「通知カード」が廃止となり、2021年3月からは、マイナンバーカードは健康保険証としても利用できるようになる予定です。
また、2020年9月からはマイナポイントも開始されるので、マイナンバーカードを申請する方は更に増えそうですね。
こちらでは、
・マイナンバーカードを作ると便利なことは?
・今後のマイナンバーカードについて
・申請の仕方(スマホ・パソコン、郵送、証明写真機)
・受取、代理の受取について
・取得率について
・有効期限について
などについて記載しています。



目次
マイナンバーカードはこんな時に使える!
マイナンバーカードを作るとどう便利?
マイナンバーカードを作っておくと、このような時に便利に使えます。
・健康保険証として使用(予定)→2021年3月~
・子供の奨学金の申請時
・源泉徴収票の作成、雇用保険などの手続
・確定申告
・児童手当申請
・出産育児一時金などの申請
・介護や福祉の手続
・資産運用などの手続
・雇用保険の失業手当給付手続
・災害時に支援制度を利用する時
・生命保険、損害保険、共済受け取り時
・国外送金、国外より受け取る時
・年金給付手続
など
マイナンバーカードには、こんなメリットもあります。
・個人番号を証明するものとして使える
・行政の手続きがオンラインでできる
・コンビニで証明書(住民票、印鑑登録証明など)の取得ができる
・本人確認書類として使える
個人的には、証明書がコンビニで取得できるというのは便利かも、と感じます。
今後のマイナンバーカードについて
また、2020年6月30日の政府からの情報によると、マイナンバーカードの機能をスマホに搭載することが検討されているようです。
マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載することや、生体認証など暗証番号に依存しない仕組みを検討することなどが上げられた。
また、引っ越しの際に役所などで手続きするだけで、本人の同意があれば、銀行などマイナンバーカードと紐付けた契約の住所変更手続きもあわせて完了させられる機能や、マイナンバーカードの民間利用を推進することなどが盛り込まれている。
引用元:ケータイWatch
今後は、更に便利な使い方ができるようになるかもしれませんね。
マイナンバーカード作成・申請方法
マイナンバーカードの申請方法は4つあります。
1.スマホ、パソコン
2.郵送
3.まちなかの証明用写真機
4.市町村窓口
1~3は、受け取り時に窓口に行く必要がありますが、4の場合は本人が申請すると、本人限定の受取郵便でマイナンバーカードが届くそうです。
申請期限はありません。
交付まで約1ヶ月~2ヶ月はかかるようですので(自治体により異なるかも)、お早めの申請がおすすめです。
・個人番号カード交付申請書を紛失してしまった場合は、まずは市町村窓口で再交付が必要になります。
・通知カードを紛失しても「個人番号カード交付申請書」がある場合は、マイナンバーカードの交付申請は可能です。
スマホ・パソコンで申請
準備するもの
・個人番号カード交付申請書(2015年10月以降に届いているもの)

出典:マイナポイントHP
・申請ID(23桁の半角数字)→個人番号カード交付申請書に記載されています
・顔写真の撮影
(直近6カ月以内に撮影した、正面、無帽、無背景のもの)
・メールアドレス
手順
専用サイトから申し込みます。
(交付申請書にあるQRコードからもアクセス可)
↓
交付申請書に記載されている「申請書ID」(23桁)を入力
(QRコードからアクセスしていた場合は、申請書IDは自動で入力されます→訂正不可)
↓
名前、メールアドレスを入力
↓
メールアドレスにURLが送られる
↓
顔写真を登録
↓
生年月日を入力
↓
電子証明書の発行を選択
※電子証明書は給付金の申請に必要になることがあります
↓
完了
その後、自治体から「交付通知書」が届きます。
マイナンバーカードの受取については、下記に記載していますのでご参考にしてください。
不備のある場合はメールアドレスに連絡が来るようですので、たまにチェックしておくと良いですね。
郵送で申請
郵送での申請は、マイナンバー通知カードに記載のある「個人番号カード交付申請書」を使います。
個人番号カード交付申請書
通知カードと一緒に送られており、申請ID、氏名、住所、生年月日、性別などが印字されている紙製のカードです。
個人番号カード交付申請書に、必要事項を記入し、
・顔写真を貼り付け
・押印
をします。
e-Taxやマイナポータル、コンビニ交付サービスなど利用する場合は、電子証明書欄の「□」を黒く塗りつぶさないように注意しましょう。
15歳未満や成年被後見人の申請時は、個人番号カード交付申請書の裏面にある「代理人記載欄」への記入も必要になります。
通知カードや個人番号カード交付申請書と共に同封されていた「送付用封筒」で「個人番号カード交付申請書」を入れ、郵送します。(切手は不要)
後日、交付通知書が届きますので、本人が窓口に取りに行きましょう。
マイナンバーカードの受取については、下記に記載していますのでご参考にしてください。
街中の証明写真機から申請
マイナンバーカードは、証明写真機からも申請することができます。
DNPフォトイメージングジャパンのサービス「証明写真機Ki-Re-i」の一部で対応しています。
※顔写真は有料です。
証明写真機からの申請に必要なものは「個人番号カード交付申請書」だけです。
1.証明写真機で「個人番号カード交付申請用」を選択
証明写真機での申請、郵送での申請(写真プリント)、スマホでの申請(写真データ)なのかを選択します。
2.交付申請書のQRコードをバーコードリーダーにかざす
3.カメラで顔写真を撮影
4.必要事項を入力
申請が終了すると、「申請確認プリント」が出てきます。
マイナンバーカードが手元に届くまではしっかりと保管しておきましょう。
マイナンバーカードの受取については、下記に記載していますのでご参考にしてください。
スマホやデジカメで写真を撮影すると無料で申請できるので、証明写真機からの写真代を払って申請をされる方は少ないかもしれませんね。
市町村窓口での申請
窓口で申請する場合、準備するものがあります。
・通知カード
・マイナンバーカード交付申請書
・印鑑(認め印可)
・本人確認書類
・証明用顔写真 1枚
(直近6カ月以内に撮影した、正面、無帽、無背景のもの)
マイナンバーカードの受取については、下記に記載していますのでご参考にしてください。
マイナンバーカードの受取について
スマホ・パソコン、郵送、証明写真機での申請後に「交付通知書」が届いたら、記載された期限までに交付場所に行きマイナンバーカードを受け取る必要があります。
この際、交付通知書、本人確認書類などを持参します。
本人確認書類
・交付通知書(はがき)
・ 「通知カード」(令和2年5月以前に交付を受けている方)
・ 本人確認書類(※右記参照)
・ 住民基本台帳カード(お持ちの方のみ)
・ マイナンバーカード(お持ちの方のみ)
受取手続きには約1時間程かかるようです。
念のため時間に余裕をもっていくと良いですね!
代理で受け取ることはできる?
マイナンバーカードは基本的に、本人が交付場所に取りに行く必要があります。
代理人交付制度もありますが、本人が病気や障害、やむを得ない理由がある場合に委任することができます。
マイナンバーカードの取得率
2016年1月(平成28年)から始まったマイナンバー制度。
一体どの程度浸透しているのでしょうか?
国家公務員の取得率が発表されていました。
2019年10月→35.2%(約18万人)
2020年 3月→58.2%(約30万人)
政府は2023年3月末までには、ほとんどの国民が取得することを目標にしているそうです。
マイナンバーカードの有効期限について
マイナンバーカードを発行すると、便利であることはわかりました。
しかしマイナンバーカードには、デメリットともいえる「有効期限」があるのです。
一度発行すれば一生何もしなくて良いというものではなく、有効期限が来ると更新が必要になります。
マイナンバーの有効期限
原則10年
※未成年者は5年
有効期限を迎える場合、「有効期限通知書」というものが届き、更新の申請が必要になります。
更新申請後、新しいマイナンバーカードが手元に来るまでは約1~2ヶ月程の時間がかかるようです。
更新申請も
・スマホ、パソコンからの申請
・証明写真機からの申請
・郵送による申請
・市町村窓口での申請
ができます。
まとめ
マイナポイントを考えている方は、早めのマイナンバーカードの申請をおすすめします。
マイナンバーカードの申請は少々時間もかかりますが、そこまで大変なことではありません。
まずは個人番号カード交付申請書の有無を確認して申請してみましょう。
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